先日自分のミスでパーティションをブレイクしてしまい、Arch Linuxが起動不可の状態に。インストールメディアを準備してarch-chroot
すればもしかしたら救出できたのかもしれなかったが、少し時間があったのでこの際、とクリーンインストールをした(ちょうどKDE neonを入れたサブ機を用意したてだったのが本当にラッキーだった)。前回インストールをしたのは1年前だったと思うが、少し様子が変わっていたのでメモ。
ログをとれるようになっていた
もしかするとこれは前からだったかもしれないが、インストール作業のログをとれるようになっている。また、ArchWikiへの誘導も冒頭にあって、ちょっぴり親切な雰囲気が醸し出されていた。
wifi-menuが使えない
最新のisoではwifi-menu
が含まれていないのか、開幕wifi-menu
でとりあえずネットワーク接続を確保するということができない。
ArchWikiではiwctl
による接続を推奨している。
iwctl
device list # デバイス名の確認
station <デバイス名> connect <アクセスポイント名>
これでOK。接続したらctrl+C
で抜けることを忘れずに。
systemd-bootの設定をミスしても泣かない
ここで何回かミスってしまったのだが、最初からやり直す必要はない。インストールメディアを挿したまま再起動し、ネットワーク接続を確保した後、マウント。
mount /dev/device2 /mnt
mount /dev/device1 /mnt/boot
その後、
arch-chroot /mnt
これで/boot
以下の設定ファイルもいじれるようになる。
個人的にミスしやすいポイントとしては、/boot/loader/entries/arch.conf
内のoptions行。
blkid
で調べたPARTUUIDを入れるのだが、間違えてUUIDを入れるとか、違うパーティションのPARTUUIDを入れてしまうといったミスが起こりやすい。ここは落ち着いて写真を撮って進行しましょう。
systemdでやりくりするように組む
以前はこの記事にあるようにブートローダーとしてgrubを選択していたのだけど、このコマンドを正確に打つのめっちゃ大変ですよね。systemd-bootに切り替えたほうがインストールは楽になるはず。
ネットワーク接続についても、複数のパッケージで組もうとするとその分再インストールの手間が増え、手順も複雑になって後々わけがわからなくなるので、極力systemd内で生きていくように選択していったほうがよいように思う。
ネットワーク接続は僕の場合、iwd
を入れてiwctl
で接続したのち、systemd-networkdとsystemd-resolvedをenable
し、dhcpcd
も入れてnetworkdの各種設定ファイルを作成、で再起動後も自動接続できた(こう書くとかなり面倒くさそうだが、意外とそうでもない)。